常連さん
西洋堂には“昔良く来てたんだよ”、と言うお客様が結構いらっしゃいます。先日も60年前くらいに良く来てた…という方が何人かでいらっしゃいましたが、さすがにその頃の事は良くわからないです、スミマセン。お店の入り口に何枚か飾ってある写真を見せてあげることくらいしか出来ないのが残念です。
西洋堂の歴史については、何度か文章に書いてもらおうとしたのですが、今は亡きかつての主人はけっして書こうとはませんでしたから、歴史の流れの中で忘れられてしまった事は結構多いんじゃないかと思っています。何点かの写真が残っているくらいで、それ以上は良くわからない事も多かったりします。
これは本当に残念な事で、と言ったところでいまさらどうしようもないのですが、最近西洋堂で現在も使っている日東コーヒーの歴史を書いた本『日本で最初の喫茶店「ブラジル移民の父」がはじめた』を読むと、その思いが深まります。左のアマゾンの本の紹介にも載せておきましたが、明治から昭和にかけてのカフェー・パウリスタの物語は、とても面白かったです。
本にするわけでもないのですが、そういう歴史を書いた小冊子を、こういう昔の常連さんに上げる事ができたらもっといいのになぁ、とつい思ってしまいました。やはり今の西洋堂と、かつての西洋堂ではまったく違うものでありますからね。写真を印刷したものを差し上げたりすることだけでも、できるだけよいのかもしれないのですけれど…。
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